種を継ぐということ・・・


農業の跡継ぎとは、本来は「業」を引き継ぐのではなく、その土地とそれにあった「種」を引き継ぐという意味だと思います。

しっかりした京野菜を栽培している農家は自分の家に代々伝わる種を持っています。
同じ茄子でも隣の家の茄子とは少し違う、自分の土地にあった品種になっているものです。

現代農業が肥料や農薬に頼った農法に変わってきたのはつい最近のことで、
工業化と同じく効率化と高収入化のみを追求した農法です。

化学肥料、化学合成された農薬(毒)をばら撒き、一時の利を追い求めるやり方です。
最近ではさらに過激になりGOM(遺伝子組換え)にも手を出すようになりました。

F1品種(一代交配種)のような種も残せないものに長い時間を生きる力はありません。
つまり「サカタのタネ」じゃダメなんです。

農業は大量の人類が生きるための考えだされた生命活動ですが、
その長い歴史の中で何度となく絶滅の危機にも晒されました。

それをなんとか乗り越えてこれたのは「種の多様性」のお陰です。
その種は多様であるからこそ未来を生き抜けるチャンスが増すわけです。

残念ながら現代農法にどっぷり浸かってしまったうちのジジから受け継ぐところは無いなと思っています。

人は一時の時間だけを生きることが目的ではありません。
長い時間を生きてこそ人類になります。

そのために今すべき最善は何かを考え続ける必要があると思います。

アベちゃんが言ってるような「農業を成長戦略に・・・」
という薄っぺらい考えじゃダメだと思います。

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