プラダンでカヤックを作る。【その1】「ORU KAYAk」を参考に設計図を引く
昨年来、造船計画は何度なく立ち上がり、そのたびに頓挫してきました。
原因は色々とあるのですが、まずはとにかく資金不足です。
こればかりは職業選択の自由をフル活用して転職でもしない限り資金増は見込めません。
無いものは無いのでのです。・・・キッパリ!
何度と無くホームセンターにも通って素材の吟味をしたのですが、コンパネは重いです。
1枚でもあれだけの重さのもを数枚組み合わせるとなると・・・無理。
ベニアで作ればかなり軽量なものが作れますが、その分補強としてグラスやエポキシで固める必要があります。
こうなると木造船というよりは樹脂で固めた樹脂船になります。
しかもコストは相当なもので数万円は軽くかかります。
もちろん工作の手間も相当なもので、ある方は2年もかけてベニア船を制作されていました。
その分工作の時間を長く楽しめるのでしょうが、超飽き症の私にはない時間の流れです。(笑)
可搬性の問題もあります。
せっかく作っても移動に手間取っては出動の機会も遠のきます。
何せ今持ってるインフレータブルカヤックは可搬性的にはこの上のない絶品ですからね。
本格的なカヤック作れば作るほど可搬性は悪くなります。
カブ号でも持ち運べるぐらいに、もっとコンパクトに作る必要があります。
今流にもっと手軽な素材があるんじゃないかと探しまわった結果、プラダンに行き着きました。
とにかく素材としてまず超軽量です。
何せほとんど空気ですからね。(笑)
塗装しなくても耐水性があり、強度もバツグンです。
加工もカッターで簡単に切れます。
しかも安い!
問題は接着です。
プラダンはポリプロピレンという素材で、非極性素材のため接着剤を用いた接着は不可能です。
ポリプロピレンを接着できるとする接着剤もいくつか(PPXセット、GPクリヤー)売られてはいますが大した強度はありません。
もちろん永久に使うものではないので、しばらく適当にくっ付いていてくれればいいんですが、
だったらガムテープでもいいだろうとなりました。
プラダンと言えば「ORU KAYAk」です。
ORU KAYAk
http://www.orukayak.com/
値段もそこそこお手頃ですが、残念ながら日本では販売されていないようです。
無いものは作るしか無いのです。
それこそ穴の空くほど色々な画像やビデオを眺めて、図面を起こして試作品も作ってみました。
その結果、おそらくこんな物だろうという設計図が出来上がりました。